暮らし

【体験談】HSPの私がシェアハウスで1年間暮らしてわかったこと

2022年7月29日

こんにちは、ぐりです。

現在30歳の私ですが、24〜25歳までの1年間はシェアハウスで生活していました。

当時は生きづらさを感じていたものの、まだ自分がHSPであることは知らない状態。

今思えばこうだったな〜と思うことを、当時を振り返りながらまとめてみます。

私がシェアハウスを選んだ理由

シェアハウスに住む前は、当時付き合っていた彼氏と同棲をしていました。

一緒に暮らし始めて3年経つしこのまま結婚するのかな?

なんて思っていた矢先、いきなり別れを告げられてしまい。

「1ヶ月後にはこの家解約するから早めに引越し先を決めてね」と、ある日突然彼氏も家も失うことになったのです。

別れたんだからお互い出ていくのはそうなんだけど、、、

悲しむ暇もなく物件探しをすることになり

とはいえ銀行口座の残高を何回見ても、一人暮らしするにはお金が足りない。

かといってせっかく地方から東京に出てきたのに実家には戻れない。

どうしたらいいんだ、、、と途方に暮れていたとき「シェアハウスに住んでみたら?」と義姉から提案されました。

「なるほど、その手があったか!」とその提案に速攻食い付き、シェアハウスへの入居を決めたのでした。

 

ちなみにそんな駆け込み寺的な感じで移り住んだシェアハウスは、

  • すぐに住める
  • 初期費用がいらない
  • 家具家電がついている
  • 電気、ガス、水道、インターネット使い放題

という当時の私には感謝してもしきれない程にありがたい条件が揃っていました。

 

実際にシェアハウスに住んでみてわかったこと

まず前提として、私が選んだのはこんなシェアハウスです。

  • オープンしたばかり
  • 女性限定(定員人数10名)
  • 住人ひとりひとりに個室の部屋あり

キッチン・お風呂・トイレなどは共用ですが、四畳程度のプライベート空間があり、ある程度のプライバシーは守られていました。

また新しくオープンしたばかりのシェアハウスということもあり、いわゆるお局様とかはいなかったです。

これらを踏まえて、HSPである私がシェアハウスでの暮らしをどう感じたのかまとめていきますね。

慣れるまでが地獄

最初の1ヶ月くらいはとにかく地獄でした。

「誰かと会ったらなんて話しかければいいんだろう?」

「見たいテレビあるからリビングに行きたいけど、誰かがきたら気まずいな」

頭の中はずっとこんな感じ。

家というプライベートな空間にいるはずなのに、他の住人の気配に常にオドオドしていたように思います。

職場で疲れて帰っても家でもまた疲れる。

どこにいても安らぐことができず精神的につらかったです。

自分の部屋にこもりがち

1ヶ月経つ頃には、他の住人の生活リズムがわかってきます。

  • この時間帯はあの人がキッチンを使う
  • この時間帯の洗面所は誰も使わない

みたいな感じで、周りの生活リズムがわかってくると人と遭遇しない過ごし方ができるようになってきます。

自分のことより他人優先で生活してるってことなんですけどね

そんなこんなで共同スペースは必要最低限しか使いませんでした。

自分のペースで過ごせないストレス

お風呂に入りたいけど誰かが使ってる。

トイレ使いたいけど誰かが使ってる。

これが日常茶飯事のシェアハウス。

私はあらかじめ自分で決めたスケジュールどおりに過ごせないとストレスを感じるタイプなので、結構しんどいポイントでした。

ひとつ屋根の下に誰かがいる安心感がすごい

常に人の気配があるのはストレスではあるものの、何か起きたときに誰かがいてくれる安心感というのはかなり大きい。

つらいことがあって寝付けない時に聴こえてくるシャワーの音には何度か救われました。

他にも「今の地震けっこう揺れたね、怖かった〜」などの不安な気持ちを共有できるのも心強かった。

とはいえ基本的には他人の生活音はノイズでしかないので、安心感の代償があまりにも大きいかな。

親友ができるとは思わなかった

私が暮らしていたシェアハウスの住人は見事にみんな良い人で、数ヶ月経つ頃には自然にみんなと話せるようになりました!

そのなかでも1人の女の子とは同い年ということもあって意気投合。

シェアハウス外でも遊んだり、わざわざ最寄駅で待ち合わせして一緒に夜ご飯を食べてからシェアハウスに帰ったりすることもありました。

どうやって仲良くなったのかは覚えてないけど、頻繁に顔を合わせてると親近感が湧いて仲良くなりやすいのかもしれないですね。

ちなみにその彼女とはシェアハウスを退去して5年経った今も月に1回会うほど仲良しです。

上京してからずっと会社の同僚としか関わりがなかったけど、職場以外で心から仲良くなれる人に出会えたことは嬉しい誤算でした◎

 

結論:HSPでもシェアハウスの暮らしは楽しめます。

正直、シェアハウスで『ストレスなく』過ごすのはむずかしい。

けど、過ごし方によってストレスを軽減することはできるし、気の知れた友達ができたら日常がとても楽しくなります。

 

ただ、もし一人暮らしをするお金があるのならあえてシェアハウスを選ぶ必要はないんじゃないかなというのが私の意見です。

私個人としては人生経験の1つとして満足しているし、良い経験をしたな〜と思ってます。

でもそれは結果論であって、当時シェアハウスでの暮らしに満足しながら生きていたかと言われると、そうではなかったんですよね。

お金がなく、他に身を寄せる場所もなく、『その暮らししかできなかっただけ』というのが正直なところです。

 

冒頭でも書いたとおり、私の場合は入居から1年後にシェアハウスを出ました。

入居したタイミングが近かった住人たちも、だいたい1年くらいでほぼほぼ出ていきました。

『他人と暮らす』というのは、HSPとか関係なくむずかしいのかもしれません。

ぐり
もし今シェアハウスでの生活を検討している方は、それが今の自分に本当に合った選択なのかどうか考えてみてほしいなと思います。


  • この記事を書いた人

ぐり

在宅勤務の会社員(30)
都内でパートナーと二人暮らし。
ミニマルな暮らしが好き。
HSP気質で、20代までは他人軸で生きて消耗していました。30代となった今は、自分らしく生きることを心がけています^^
このブログでは、そんな内向型人間な私が「負の感情に縛られず、ゆるりと生きるコツ」を発信中。

-暮らし